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ストーリー
振動障害
さく岩機、チェーンソー、刈払機に代表される振動の激しい工具を長時間使用することによって、手指や前腕の血管の障害(冷え、しびれ)、中枢神経の障害(痛み、しびれ)や骨・関節の障害(握力の低下など)の主に三障害を訴えるようになります。振動病や白ろう病とも言います
自覚症状
手や腕のしびれ、痛み、冷え、こわばり、筋肉痛、肩こり等がだんだん強くなる。手や腕に力が入らない。手の平に汗をかく。頭重感や頭痛がする。眠れない。重症になると手指が白くなる。鷲手(手の指が変形する)。手や腕の筋肉が落ちるなどの症状が現れ、顔を洗うことや箸でご飯を食べるなどの細かい作業が困難になります。
労災認定基準
「さく岩機、鋲打機、チェーンソー等の振動工具を相当期間(1年以上)連続使用することによって、手指、前腕等にしびれ、痛み等の障害を起こす疾病という」としています。 振動工具を相当期間使用したうえで、
①手指、前腕等にしびれ、痛み、冷え、こわばり等の自覚症状が持続的、間けつ的に現れかつ、次の[イ]から[ハ]までに掲げる障害のすべてが認められるか、又はそのいずれかが著名に認められる疾病であること。
[イ]手指、前腕等の末梢循環障害
[ロ]手指、前腕等の抹消神経障害
[ハ]手指、前腕等の骨、関節、筋肉、腱等の異常による運動機能障害
②レイノー現象の発現が認められた疾病であること。 となっており、[イ][ロ][ハ]は検査基準が定められており専門医での検査が必要です。②のレイノー(白ろう)現象については、医師の視認、または写真等の客観的に認められる資料があれば認定条件を満たすとされています。
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